703訓「右目」ネタバレ感想
※最後の方で腐目線入ります。(銀土と銀高)
このブログは検索除け設定してありますので、伏せずに思い切り書きます。
高杉晋助が死んでしまった。
702訓の「宿命」を読んだ後から、きっと多くの人がこうなるだろうと予測もしていたと思う。自分も心の準備をしていた。
心の準備をしていても、キャラクターの死というのは重い。
twitterでもよく見かけたが空知先生の「殺すときは殺さないと作品の方が死にますよ」というコメント。大銀魂展のパンフレット21ページ。この考え方の作家さんだし、これまでに伊東鴨太郎、ミツバさん、河上万斉、etc他にも色々なエピソードを持ったキャラクター達の物語として、作品として、死を描いてきていた…。
「いや、殺す時は殺さないと作品のほうが死にますよ」
大銀魂展パンフレットP21引用
だから、
高杉は、「魂」は救われるけど、命は尽きるんだろうなと思っていた。
このパンフレットの中にラスボスは自分というような記載もあって。
作家魂を感じた。
どこか予測はしていて心の準備をしていても、
でもやはり目の当たりにすると感情が溢れてきてしまった。
高杉晋助は幼少期の松下村塾の経験がとても大きく、松陽先生に大きな影響を受けて、先生のことが大好きで、尊敬していて、人生の道しるべにしていた…。だからこそ、先生の死後に、自分の幸せのために生きることが許せなかった、ただただひたすらに心が弱くて優しい人だったのだと思う。共感力が高過ぎるのだと思う。
先生はそんなこと臨まないだろうとか、先生の意思を継ぐためには他の道もあるはずだとか、そんなことを考えられない程に。
未来(アンタ)は奴等に託すぜ
アプリ配信 17/47
てめェにゃ剣(そいつ)で護らなきゃいけねェ未来(もん)がまだあるだろ
アプリ配信 38/47
最後は「未来」という言葉をたくさん遣ってくれたなあ。ようやく…という感じで涙が溢れてきた。
坂田銀時の「魂」に永遠に生きることになったんだな。高杉晋助。
すごい。
以下、腐目線の話します。
※銀土と銀高の話ですので苦手な方はご注意下さい。
そもそも銀魂にこんなにハマったのは腐ったからかもしれない問題が自分の中にある。
銀魂がこんなに面白いと感じるのは腐ったからなのか?
腐っていない頃もそう感じただろうか?とか、ニワトリが先か卵が先かという話になるのですが結論は出ない。
ただ、今、私は腐っていて、大変申し訳ございませんが、 銀魂のキャラクターでカップリング妄想をすることが大好きで、土方さんのスケベが見たくて見たくて仕方が無くなってしまうという症状を発症し、ここにいます。
坂田銀時は目の前の色々なものを救おうとしていた。
さらば真選組篇は坂田銀時と土方十四郎が綺麗な対比で描かれていた。自分には救えなかったものを土方十四郎には救って欲しいと願って動いていた。無償の愛を感じた。銀土だった。
702訓は銀高だったなあ…。地獄で待ってろって…。永遠の誓いの様に見えた。すみません。
銀魂を読んだ初見から銀高は公式だし、聖域だなと思っている節がある。
ずっと想い合っていた。ようやく、最後の最後に結ばれた様に見えた…。
救えなかった先生と高杉の二人を…二人同時に救おうとして、(救えたと読者には思わせたかもしれないけど)、坂田銀時自身はまた新しい業を背負った。それでも「未来」に向けて「生きる」道を選ぶと思う。
GIGAで連載された700訓の
でっけー声で呼ばなくても きこえてるよ ずっと
2019年1月25日発売ジャンプGIGA2019 WINTER vol.2(700訓)
この台詞を見た時に、あ、変わったんだなあと思った。
ずっと、いつでも自分を犠牲にできると考えてふらりと1人でどこかへ行ってしまいそうだった主人公が、おそらくこれからは人を頼り、未来を見据えて生きる覚悟ができたのだろうか?と思った。
未来を見据えて…
土方中毒者の戯言です。重々自覚してますけど
副長がもう一度描かれます様に!
そして絡みがあります様に!!!
2019年6月17日が最終訓…
仕事は休む宣言をする。
とても淋しい。連載を追ったのは一年と少しだけど、終わってしまうことがひたすら淋しい。
歴が浅い分ライトなハマり方なのかな、相対的に見て。
たぶん、原作の漫画さえ手元にあれば、勝手に萌えて勝手に描くタイプと思われるので連載が終わっても創作はしていると思う。
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