同人誌づくりの流れ
初回のサークル参加が楽しかったので
懲りずに2回目の申込をしまして
2冊目の合同誌制作をスタートさせました。(茸さん…乗ってくれて本当にありがとう。)
初めての同人誌制作&イベント参加で気付いたことなどまとめましたので、どうぞ。
1.ざっくりスケジュール作成
本を作るぞ!と思い立ってから、イベントに出るまでのざっくりスケジュールとタスク表をつくりました。
自分の場合、仕事でも使ってるTrelloを使ってます。Chromeの拡張機能のEleganttというツールでガントチャートも作れます。リンクは貼りませんがググるとすぐ出てきます。直観で使えます。
初めて作った本は、なんとか締切通りに事が進みました。
「合同誌」ということもあり、DMで色々やりとりしながらやってたので、そのおかげかと。
最後の最後まで台詞と向き合って、描き直しても描き直しても納得いかん!みたいになりましたので、なるべく前倒しに(自分の中で締切とイベント日を1週間前に設定して思い込む催眠をかけて)して取り組むのが良いと思います。(なかなか難しいですけどね^^;)
10月7日に出す本の締切を8月31日に設定して、
最終稿が出来上がったのは9月17日でした。(そのくらいずれ込むのを想定すると良いかと)
自分の場合、ギリギリにしか発揮できない何かがあるのは事前に分かってたので、締切3回くらいずれてようやく…って感じです。
いつもギリギリで生きてるカラ…
参考になるか不明ですが、1月に発行予定の本のウチのスケジュールです。
- プロット 10月中
- ネーム&作画着手 ~11月半ば
- 作画完成・表紙 ~12月半ば
- 完成目標 12月16日
- 委託申請 12月23日~25日くらい
- 12月26日頃から予約開始できるといいな~
- 入稿 12月28日
- 頒布 1月13日
委託先がKブさんでは無くなることが発覚したので、もう少し早めに委託申請をした方が良いかも?と検討中です。どこに移動するかは決めていません。(これ以上外部企業に個人情報出したくないなというのが本音。でも通販の方が需要があるのも知ってしまった故に悩みどころ。)(2018.10.20)
2.印刷部数を決めて、→入稿
そんな風に能動的に欲しいと言って下さる方にはお渡しできるといいなと思う訳で。
ここでの失敗は、委託申請と同時に入稿してしまってたことです。
委託販売の通販予約がすぐに完売になった事で部数が足りないなということが発覚し、急遽部数を増やしました。(←ここが間に合ったのが助かった。間に合ったのは、私が表紙の文字のアウトライン化を忘れており印刷工程が止まっていたため。これ、結果オーライなミスでした…。)
なので、順番としては
- 原稿完成
- サンプルを選んで委託申請
- 予約販売開始(様子見)
- 部数を決定する
- 入稿
の手順で刷ると、良いなと思いました。
受注生産方式というか。
何回か発行すると読めてきたりするのかな?でもどんな本を出すかという内容にもよると思うので、一概には難しいと思います。
委託→予約販売をしてから部数を決める、というのは良い方法じゃないかな?と個人的には思いました。ただ、この流れ、KBOOKSさんだから出来たというのもあるかもしれないので、他の予約販売のスケジュールとか調べてみないとまだよく分かりません。
3.イベントで頒布
結果的に上記で述べた順番にしたことで、部数の読みが合ってたというか、ちょうど良い塩梅にいきました。印刷した分の8割程がイベントまでの通販と、イベント当日で無くなり、次のイベントにも少し持っていけそうです。
ちなみに「イベント当日:通販」の比率は「1:2」くらいでした。「通販でないと無理」という声も聞いたので、でも、確かにそういうものかも…。内緒の本だもの。
参加前は、イベントの方が多く出るのかな?なんて思っていましたが、蓋を開けてみると、通販の方が多かったという結果でした。とりあえず、欲しいと言って下さる方に手に取ってもらえてありがたかったです。感謝しかありません。
一般の目(←もうだいぶ一般化してるし、つい昨年まで一般人であった自分がここに居るのでこの言い方伝わりにくいなって思うのですが)に見つからない様に作りつつ、欲しいと行って下さる方には届くようにバランス良く発行するというのが「同人誌」という嗜みなんでしょうね…。
4.まとめ
だいぶシステマティックになってるなーってのが、初めて取り組んだ人間の率直な印象です。
イベント申込もオンラインで支払いまで済むし、印刷会社もデータ入稿可能だし、委託も全部インターネット上のやりとりで済みます。直接人と話したのなんて、印刷会社さんに部数変更お願いした時くらいで。あとはパターン通りというか予定調和というか、長年かけて効率化された流れに乗るだけみたいな印象でした。
ちょっとずつ築きあげられた文化だったり、ルールだったり、暗黙の了解みたいな部分はまだまだ未知なところもありますが。
昔は、本当に目の届く範囲の同好者同士で、萌えの交換の様にスタートしたものなのかな?と思うのですが、ネット通販やSNSで同好者も見つけやすくなったり、広がったり、時代と共に色々と変化してるのでしょうかね。
しかしながら、同好者以外の目に触れるというのがやはり一番怖いなーって思います。
初めて同人誌を作ってみて、
概ね楽しくて、ああ、好き!って勢いで出るんだなーと実感しましたが、やはりリスクもあるよなってのはどこか頭の片隅に置いて。
この、バズったツイートが、真理を突いてると思います。↓
同人誌を出すコツですが、まず最初に正気を失います
— ワイエム系👻 (@yye6kk) 2018年8月8日
自分が欲しい
欲している、見つけたい同人誌というのは
作家の感動や妄想や作者自身のパッションをそのままをぶつけた様な、未完成、どこか不安定なんだけど惹きつけられて、そしてこう、心にグサーと刺さるようなやつ。商業誌だと担当者に止められて出版まで行けそうにないやつ。同人界じゃないと読めないやつ。
そういうのが欲しくて!読みたくて!ここに居るので
見つけるための「狩り」をしてるので…
自分なりに本づくりの流れをまとめたけど
流れを無視して
勢いで!!!!軽率に!!!!
作って!!!!!欲しい!!!!!と言いたい。それを、、、くれーーーーーー
あーー
またとりとめなく
話が長くなった!すみませんでした!!!
あ、あとこのツイートはとても分かりやすくまとまってますよね。↓
頒布する時の心構えはこの辺りをふまえてれば大丈夫かな?と思います。
同人活動って、こうゆうものだと思ってた。 pic.twitter.com/WHjnt17wvY
— ねむねこ (@yumemigachiNeko) May 21, 2018
いやー
いい趣味を見つけたなって
思います。
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